■GRAPEVINE
ワンマンツアー「GRAPEVINE tour2019」愛知公演
■会場:名古屋ボトムライン
■日程:2019年6月14日(金) 18:15 開場/19:00 開演
GRAPEVINEの「GRAPEVINE tour2019」愛知公演に行ってきました。
今年2月に、アルバム『ALL THE LIGHT』をリリースしてから最初の全国ワンマンツアーといういことで、最新の楽曲が聴けて良い感じ。
そして、かなりのロングセットで、濃密なバインの世界に浸れるライブでした。
よかったら感想などを綴ったライブレポをどうぞ。
GRAPEVINE tour2019 名古屋ボトムライン ライブレポ(感想)
開演
開演時間を過ぎてSEが止まり、田中さん、西川さん、亀井さんが登場。
お客さんからの拍手で3人が迎えられる。
ん?なぜ3人なんだろ?って思ったけど、その答えはすぐにわかった。
構成音が少ない、こぼれるでライブスタートしたからだ。
最初に弾かれるシンプルなテレキャスターの音だけで、空間が出来上がっていて、引き込まれる。ライブでも広がっていくノイジーなサウンドが再現されていて、やっぱりバインってすごいバンドだなっと改めて思った。
一音だけでも存在感抜群の美しいリードギターは生で聴くと、めちゃめちゃ心地いい。1曲目から感動を覚えた。
曲が終わりフロアから暖かい拍手が送られる中、金戸さんと高野さんが登場してガラリと雰囲気を変えてったお次の曲はAlright
ギターソロが最高。
そこに続くのはFLYで、会場の空気をそっと熱していく感じ。
曲終わり田中さんが両手をあげてなぜかガッツポーズしてた(笑)
3曲を終えたところで最初のMCタイムへ
田中さんが「奇しくも元号跨ぎのツアーになってしまった。貴重な機会をみなさんと過ごせて光栄」って言ってたのが(笑)元号変わるの知ってるのはずなのに「奇しくも」とか「なってしまった」って何(笑)
そんないつもながらの、ジョークっぽいMCのあとに演奏されたのはReason
西川さんのギターフレーズが心地良すぎる。曲の最後はちょっとカオスな感じでした。
そこから雪解け、Asteroidsでバイン独特の世界観に、、
Asteroidsは生で観ると、音に酔いそう。ギターソロの入りがたまらなかった。
少し暗めだった雰囲気をリトル・ガール・トリートメントで変えていく。
続くポートレートも含め、若干温かみのあるサウンドと哀愁を感じさせる曲調。どっちもライブで観るのは初めてだけど、めっちゃ良かった。
曲にマッチした緑を基調としたクレイジーな照明でミチバシリ、田中さんの声が迫力ありまくり。
弁天は青い照明が広がり、美しいアルペジオに合わせたような空間を作り上げていた。
本編折り返しとなる11曲目は、少年
この日初の西川さんがスライドギターを使う曲。歌メロも好きだけど、ギターが心地よすぎる。
そして、続いたのが開花なのだが、この曲はアカペラ調で、アルバム『ALL THE LIGHT』の1曲目。なぜ、この曲をこの順番に持ってきたのだろう?って思ったけど、原曲で重ねていたコーラスをライブでもやっていて「おぉーー」ってなった。
夏の逆襲 (morning light)は歌詞がほとんどないのだが、演奏だけでも圧倒されるような疾走感と迫力を持ち合わせていた。
続くEraは、その疾走感と迫力に対して真逆でゆったりとした曲調。
スライドギターがとても心地よく、美しいメロディを奏でる。オレンジ色の照明が淡くあたたかな空間を作り出していた。音源よりもライブで良く映える曲だと感じたし、曲が終わってから、良いね~って気持ちから自然と送られるような拍手の音があったと思う。
ここで再度MCタイムへ
何話してたか忘れたけど、”ソフトフォーカス”って言ってた気がする。おそらく、湿気が多すぎて見えにくいって意味(笑) ライブ告知をド忘れした田中さんがスタッフに指摘されて「そうやんけ!」と言っていたのが(笑)
MCを終えて最初の曲はGood bye my world
ハウリングしたギターの音が鳴った瞬間、「まじで!?」って歓喜した。原曲を超えるすごさで、ライブバンドなんだと強く感じさせてくれる1曲だと思う。
世界観を崩さないギターソロや曲の雰囲気、演奏も最高で、ほとんど上に貼り付けたライブ映像と同じ感じでした。特にアウトロでの、驚くほどの声量・シャウトのような歌声はカッコ良すぎ。ほんと、自然とニヤけてしまうくらいカッコ良すぎ。
ここから終盤に向けて、テンション上げれそうなI must be high、優しい気持ちにしてくれる君を待つ間がつづく。君を待つ間で西川さんが弾いている、歌と掛け合うギターがめちゃ良い。。
God only knowsは曲の迫力もすごいのだが、最後に田中さんが弾いていたアドリブと思われるギターソロがカッコ良かった。
そして、暗めの白一色の照明で演奏された光については何度聴いてもいい曲だけど、この日はギターソロがめちゃめちゃ良い感じ。初めて光についてのライブ映像を見たとき、このギターソロしびれる~と思った。そのときと同じような感覚が得られるくらいの最高のアクトでした。
本編最後は、すべてのありふれた光
光についてに続いて、この曲をもってくるってのがもうたまらない。やっぱり”光”の捉え方が変わってきているっていう対比を示しているのだろうか。生で観ると、ライブでも良さが映える音色・歌メロが秀逸な曲ってとても感じた。
曲が終わると一旦、メンバーがステージから去っていく。去り際に、田中さんがステージ脇にいるスタッフと片手でハイタッチしていた。
フロアからのあたたかな拍手の中で、5人が再び登場。田中さんは酒を片手にグッズTシャツの白を着ていた。
「GRAPEVINE FALL TOUR」開催決定です。
9月19日(木) NHK大阪ホール
9月26日(木) 東京・中野サンプラザ
9月28日(土) 愛知・長久手市文化の家森のホールオフィシャル
FC/オフィシャル先行の詳細は https://t.co/iPAFjbZQLl を御覧ください— news_grapevine (@news_grapevine) 2019年6月14日
MCで「GRAPEVINE FALL TOUR」の9月開催を発表して、アンコール1曲目はスカイライン
力を抜いて聴ける軽やかな気持ちにさせてくれたかと思えば、そこに続くのはジュブナイル
古めの曲だから少し色褪せたような気がするけど、そこも哀愁が感じられていいなって思った。サビのメロが好きですね。
ラストはArmaで締めくくられた。この曲はライブで演奏される頻度が多い気がする。大きな拍手の中で、メンバーがステージから去っていくとき、また田中さんがステージ脇にいるスタッフと片手でハイタッチしていた。ハイタッチいつもやってるのかな?
セットリスト
- こぼれる
- Alright
- FLY
- Reason
- 雪解け
- Asteroids
- リトル・ガール・トリートメント
- ポートレート
- ミチバシリ
- 弁天
- 少年
- 開花
- 夏の逆襲 (morning light)
- Era
- Good bye my world
- I must be high
- 君を待つ間
- God only knows
- 光について
- すべてのありふれた光
<アンコール>
- スカイライン
- ジュブナイル
- Arma
さいごに・・・
アンコールを含めて全23曲、約140分ほどのステージ。
中津川ソーラー武道館 2018以来、久しぶりにバインのライブ観ました。
ここ数年は野外フェスでばっかり観ていたのですが、やっぱりバインの良さはワンマンのがわかりやすいと思いました。リハにたくさん時間がとれて、準備が万全ってのもあるかもしれませんけど。。
今回の会場はボトムラインで、珍しく2階席が解放されていたので、そこから見れたのも良かった。とても見やすい。
今日のATLツアーは郡山CLUB#9で開催。
久しぶりの郡山でのライブ、皆さんに会えるのを楽しみにしています。6月23日(日) 郡山CLUB#9
開演 17:00
当日券は16:30から販売します。 pic.twitter.com/18ZvXs7IZ9— news_grapevine (@news_grapevine) 2019年6月23日
やっぱりバインは、ずっと聴いていくバンドになるなって思います。
それでは