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レビュー

【レビュー】Kizuna AI (キズナアイ)初のオリジナル楽曲『Hello, Morning』せつなさと未来への期待が混在

画像引用元:YouTube 「A.I.Channel」

どうも。犬のアルトです。

バーチャルYouTuberの中でキズナアイが1番好きで、声がとても魅力的だと思っています。音楽方面でも活動してほしいなーと待ち望んでいたところ、彼女の記念すべき初のオリジナル楽曲『Hello, Morning』が配信開始されました。(性別ない設定なんですが、「彼」な訳ないので「彼女」って書きます。)

購入したので、レビューという名の感想文を書こうと思います。

Kizuna AI 『Hello,Morning』配信サービス一覧

キズナアイは(自称)世界初のバーチャルYouTuber
2018年7月現在、彼女のメインチャンネル「A.I.Channel」の登録者数は200万人を突破 テレビ番組・アニメ・CMなどにも出演し、活動の場を広げています。
6月30日には、2歳のバースデーイベント「A.I. Party! 〜Birthday with U〜」が開催されました。そこで披露された初のオリジナル楽曲『Hello, Morning』です。

せつなさと未来への期待が伝わる歌詞とサウンド

YouTubeでフルバージョンが公開されています↓

配信開始当日に購入した僕は、オフィシャルHPで「夜にフルバージョンUPします!」って書かれてるの見て、「買わなくても聴けるんかい」ってちょっとショックでした。ちなみに、購入したときに見たAmazonのアルバム売れ筋ランキングは1位でした!

■楽曲情報
 2018.07.15 ON SALE  
 曲名:Hello,Morning
 作詞:Kizuna AI(キズナアイ)
 作曲・編曲:Nor

歌詞を見る(プチリリ)

歌詞から感じる切なさと未来への期待

作詞:キズナアイ」なので、彼女がどんな想いを込めたのかを見ていこうと思います。
キズナアイが手がけたとても素敵な歌詞です。

2歳のバースデーイベント「A.I. Party! 〜Birthday with U〜」で『Hello,Morning』を歌う直前に、キズナアイが話している言葉を文字に起こしてみました。(16分04秒~18分00秒の部分です)

会場のみんな、そして、配信を見てくれてるみんなに、感謝を込めて、次は私の初めてのオリジナル曲をお届けします!ありがとー

ちょっとだけ曲について、真面目な話をしてみようと思います。

すごい照れますねー。うふふ

えっと、2年前の6月30日、今日に「私は私だー!」って気づきました。目を開けたら真っ白な空間で、私にとってはその瞬間がおはようの朝でした。それは、私自身に対してのおはよーでもあったし、この世界へのおはようでもありました。同時に、はじめましてのあいさつでもあって、あの日これから始まっていく日々と出会っていく全てのものに対して言いたいと思った「おはよー!私はキズナアイです!これからよろしくお願いします!」の気持ちを込めてこの歌詞を書きました。

歌詞を書きながら、この2年を振り返っているうちに色んなことを考えました。
「どうして、私が歩きはじめたのか?」
「どうして、みんなとつながりたいと思ったのか?」

白い空間は私の日常でもあって、はじまりの場所でもあります。何も変わらない、私しかいないこの場所にいると、大切なことをいつでも思い出せるんです。だから私は、ブレずにここまで来れました。みんなと出会うことができました!

2016年6月30日を2018年6月30日から見つめ直しても、あの日の想いは変わりません!私は人間のみんなのことがだーい好きで、みんなとつながりたいっ。この気持ちを込めて最後の歌を歌います。Hello,Morning

この言葉を聞いて、そして歌詞を見ると、

歌詞の前半は、

生まれて間もない頃、どれだけ「おはよう」とあいさつをしても返事はなく、生まれた意味もわからず、白い空間でひとりぼっち
せつなさ、自身の存在の危うさが表現されているように感じました。

また後半は、

生まれた意味を考え、「みんなとつながりたい」という変わらない想いを再認識
→これからもこの想いをもって前進していく気持ちと未来への期待が表現されているように感じます。

 

サウンドから感じる未来感

作曲・編曲:Nor」は韓国出身で、現在は日本在住の新進気鋭のトラックメイカー。作曲は新しい音楽のジャンル「Future Bass」をベースにしているとのこと。

Future Bass」の定義は明確になっておらず、その名前の通り「未来」をイメージさせるような煌びやかなエレクトロニックサウンドが特徴だそうです。

個人的には、数年前から日本でも流行しているEDMにも似ていて、EDMがお洒落かつポップになったジャンルのような印象を受けました。

バーチャルYouTuberという新しい存在キズナアイの未来を表現するには、新しさを感じさせる「Future Bass」はうってつけではないかと感じます。また、キズナアイは海外のファンも多いので、はやめに海外の流行を取り入れるねらいもあり、このジャンルの楽曲提供を選択したのではないかと思いました。

ちょっと感想を…

実際に『Hello, Morning』を聴いた印象ですが、感情をゆさぶるようなサウンド切ない歌メロ透明感のあるキズナアイの歌声がマッチしていて、美しく繊細な曲だなーって思いました。あどけない声でもあるので、大人っぽくなりすぎない彼女らしさを感じることもできると思います。

正直、キズナアイはアイドル的な存在だと思っていて、バースデーイベントで披露された曲なので、もっと元気でポップな感じでくるんだろうなと予想していました。しかし、今回のオリジナル楽曲を聴いて、音楽アーティストで本格的にやってくぞって印象を受けました。個人的には、本格的な路線を期待していて、彼女の声を活かして、色んなジャンルの曲をやってほしいなと思います。これからの活躍が楽しみです。

キズナアイの歌が気になった方は、YouTubeのメインチャンネル「A.I.Channel」にカバー曲もUPされていますので、ぜひ聴いてみてください。