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ライブレポ

【ライブ感想・セトリ】the band apart×ストレイテナー対バン企画「G.J.R.C TOUR 01」名古屋DIAMOND HALL行ってきた。

■アーティスト:the band apart、ストレイテナー、LITE
■企画名:G.J.R.C TOUR 01
■会場:名古屋DIAMOND HALL
■日程:2019年4月5日(金) 18:00開場/18:45開演

 

今回参加したのはG.J.R.C TOUR 01の名古屋公演

結成21年目を迎えるthe band apartとストレイテナーの対バン企画で、なんとゲストはLITEという僕得のイベントでした。

バンアパとテナーが互いの曲をカバーするなど、どっちもファンの方には、たまらないライブだったんじゃないでしょうか。

 

今回のライブレポは、いつもとちょっと違った書き方をしてみようと思います。

なんでかって言うと、悔しいことに仕事の都合で開演に間に合わなくて、僕はバンアパのライブ序盤が見れなかったんですよね。

なので、ちょっと気分を変えて、いつもの時系列じゃなく、印象に残ったMCなどにフォーカスして感想を書いていきます。

よかったら読んでみてください。

「G.J.R.C TOUR 01」名古屋DIAMOND HALL ライブレポ

the band apart

前回バンアパを観たのは、去年のフェス、中津川ソーラー武道館。半年ぶりくらいなので、かなり楽しみにしていた。が。開演に間に合わず。。。最初3曲を見逃してテンションだだ下がりだった。

しかしながら、今日のバンアパの演奏は調子良さげだし、かなりレア度の高いセトリで、原さんのMCがいつもながら良い感じだったので、テンションがV字回復した。

レア度が高い曲といえば、SOMETIMESWaitingだと思う。比較的昔のアルバム曲で、フェスなどで聴けることはあまりないんじゃないだろうか。僕はこういうレア曲が聴きたくて去年の20周年リクエストツアーに足を運んだのだが。まさか、ここで再び聴けるとは思わなかった。

ということで、今回はSOMETIMESについて、少し取り上げて書いてみようと思う。

忙しないカッティングが織り成すAメロBメロ、落ち着きのあるサビ、ダイナミックで激しい間奏、変態的なアウトロ

どこを聴いてもため息が出るほど素晴らしいんですよね、この曲。特に、お洒落ながらも激しめの演奏で構成されているのですが、サビはゆっくりと心地いい。今日の演奏でもサビの川崎さんのナチュラルハーモニクスはめっちゃカッコ良く響いていた。

 

そして、会場に来たバンアパとテナーのファンにとって最高の曲はきっとTRAVELING GARGOYLEだったでしょう。荒井さんが珍しくES-335らしき赤いギターを手に「俺たちもカバーというかコピーを」と言って、この曲をやるとわかったときは僕もたまらんと思いました。

それに原さんの話すTRAVELING GARGOYLEを選んだ理由がとにかく面白かった。昔、”TRAVELING GARGOYLE ANDY”を”強がりな恋なんて”って聴き間違えたそうだ。

対バンか何かでTRAVELING GARGOYLEを聴いた原さんは、すげーかっけーと思ったらしい。だけど、”強がりな恋なんて”という歌詞を連呼するなんて、ダッセーなと思ったんだと。だけど失礼だから、ダッセーなとはホリエさんに直接言えなくて、「すごい思い切った歌詞書くね」って話しかけたら

ホリエさん「えっ?(何のこと?)」
原さん「えっ?(違うの?)」

みたいになったそうです(笑)

そのあと”強がりな恋なんて”じゃなくて”TRAVELING GARGOYLE ANDY”って歌っていると説明されたんだけど、原さんは結局「なんだそれ?(それはそれで意味が分からない)」ってなったらしい(笑)

このやり取りがきっかけで、2人は急速に仲良くなったと話を締めて、TRAVELING GARGOYLEが演奏されたんですが、会場はかなり盛り上がって、完全にノリがテナーだった。ほんとに最高でした。

個人的なメモ:謎の物販とそのMC

「もうCDは売れない時代で、音楽だけで食っていくのは難しい。じゃあ何をするかっていうと、Tシャツをね。だけど、そんなアイデアがポンポンと出てこない。音楽やりたいんですから。」っていう原さんのMC

この流れに続いて「スーパーで買ったもの煮込んだらなんでもうまいんだよ。物販の下でレストランやってます」ってみたいな話してたんですが、本当にバンアパの物販の下で「リストランテ まほろば」っていう店開いてシチュー売ってた(笑)

物販でシチュー販売という行動力が謎過ぎる

 ◆セットリスト

  1. ZION TOWN
  2. higher
  3. Castaway
  4. coral reef
  5. 君が大人になっても
  6. SOMETIMES
  7. Waiting
  8. 夜の向こうへ
  9. TRAVELING GARGOYLE (ストレイテナーのカバー曲)
  10. Eric. W

 

 

LITE

以前、LITEを観たのはいつだっただろうか。5年くらい前、名古屋のライブハウスでregaというインストバンドと対バンしていた記憶だ。

久しぶりに観たにもかかわらず、LITEの印象は変わらないものだなと個人的には思った。きっとLITEらしさというものが完成しているからだと思う。変則的なリズムで鋭く厳ついサウンドを放っていた。

MCでは「なんだかんだ、16年目になりまして、東京とかその辺のライブハウスではけっこう幅利かせられるんですよ。でも今日は20年選手に挟まれてるから、すげー小さくなってます。」って話していたんだけど、今日のバンドの中で1番鋭いく、厳つい印象だったので、ギャップをすごく感じた(笑)

 

基本的にマイナーコード感が強く暗めな曲が多い彼らのライブだけど、Bondなんかは少し明るめな曲だし、キャッチ―なギターリフが印象的だから、初めて聴く人でも聴き易かったのではないだろうか。

僕自身もLITEの曲を聴き込もうと思ったきっかけがBondだったし、彼らのアンセムだと思う。イントロから段々と積み重なる演奏、後半に進むにつれて広がりを見せる展開を体感して、色褪せないこの曲の魅力をあらためて感じた。

とはいえ、LITEはインストバンドで、しかもマスロックを基調としている。なので今日のお客さんにはちょっと理解されにくいかもしれないなとも思った。

テナーのMCのときも、ホリエさんが「俺もLITEのライブを観ていたんですが、前の方のお客さんがポカーン( ゚д゚)としていて、俺も気づいたら同じような顔してた」みたいなこと言ってましたしね。

バンアパはインストに近い要素があるかもしれませんが、バンアパもテナーも歌メロがありますからね。かなりLITEは異色な存在になっていたようですね。

なにはともあれ、LITEにはLITEのカッコ良さがあるし、気になった方は是非一度聴いてみてほしいですね。

 ◆セットリスト

  1. Ef
  2. Image Game
  3. Blizzard
  4. Zone
  5. Bond
  6. Contemporary Disease

 

ストレイテナー

前回テナーを観たのは、去年行われた「My Name is Straightener TOUR」の神戸公演。バンアパと同じく、半年ぶりくらいのライブで楽しみにしていました。

先に演奏を見せてくれたバンアパがTRAVELING GARGOYLEをやっていたので、テナーもレアな曲やってくれるんじゃないかと期待が膨らんだ。

今回のセトリからはかなりテンションが上がった4曲をピックアップして書いていこうと思う。

 

まずは6曲目のDONKEY BOOGIE DODOだ。曲がはじまったときにはフロアから歓声が上がっていた。僕自身も、まじで?これきた!と心が高ぶった。1番が終わった後のベースソロは原曲とは違ったスラップ多めのアレンジ。めっちゃかっこ良かった。

 

お次は「じゃあバンドアパートのカバーでもやろうかなと」とホリエさんの言葉からはじまったCan’t rememberだ。この対バン企画じゃないと聴けないんじゃないだろうか。レア過ぎる。

バンアパの20周年記念トリビュートアルバム『tribute to the band apart』で、テナーがカバーしたこの曲のはとても心地いいアレンジ。元々、エモいこの曲はやっぱりテナーにぴったりで、ライブで観ても違和感がなかった。もうテナーの曲みたいで、とにかく最高だった。

 

スパイラルは3月にリリースされた新曲だから絶対やる思っていた。この曲は本編のラストを飾っていたのだが、けっこうテナーにしては珍しい感じの曲だなーって思った。

テナーらしいオルタナではなくポップスみたいな感じで、歌メロやアウトロのギターフレーズなどなどからミスチルのような印象を受けた。1月に幕張で行われた「21st ANNIVERSARY ROCK BAND」のライブのためにホリエさんが書き下ろした曲なので、その分、歌詞にのっけた想いが強いのかなーとかちょっと思った。演奏はOJのギター音がとても伸びやかで気持ち良かった。

 

そして、1番良かったのがアンコールのTRAVELING GARGOYLE

演奏前のMCでホリエさんが「バンアパは同世代で超カリスマ的な存在で、バンアパを目指してるバンドはまわりにいっぱいいたけど、誰も太刀打ちできない。今日もすごすぎて、頭がおかしい(良い意味で)。物販でビーフシチュー普通は出さない。スーパーに買い出しに行って、今日その場で決まったらしい。しかも完売したらしい。」みたいな話をして、昔はバンアパの一方的なファンだったと言っていた。

そのあと、バンアパと仲良くなるきっかけとなった原さんの言葉「そろそろ仲良くなる?」をモノマネで披露したホリエさんが「めっちゃうれしかったです!」と言って、曲がはじまった。このとき今日のライブ来てほんとに良かったと思った。こんなに感慨深い気持ちになるとは。。

最後”強がりな恋なんてーー”と歌っていたのも、最高でした。

 

 ◆セットリスト

  1. Braver
  2. SCARLET STARLET
  3. DAY TO DAY
  4. タイムリープ
  5. SIX DAY WONDER
  6. DONKEY BOOGIE DODO
  7. Can’t remember (the band apartのカバー曲)
  8. Melodic Storm
  9. シーグラス
  10. 彩雲
  11. スパイラル

~アンコール~

  1. TRAVELING GARGOYLE

 

さいごに・・・

LITEも久しぶりに観れて良かったし、バンアパ、テナーどっちも好きな僕としてはめちゃくちゃ良かった。レアな曲も観れたのでね。

メインの2バンドは、持ち時間50分くらいあって長めなので、曲数も多めで比較的持ち時間の短いフェスなどにくらべると満足感がありましたね。

テナーのアンコールでホリエさんが「今日はストレイテナーがトリなのでアンコール権があります。」と言っていたので、”明日の大阪公演はバンアパがトリかー!明日も行きたい”という衝動が起きた・・・行かなかったけど、大阪公演観れなくて悔しい気持ちになるくらい今回のライブは良かった。

大阪では、バンアパがアンコールでCan’t rememberをやったみたいなので羨ましいな。

それでは。

 

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